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沖縄口で日常のことを書いてみたいと思います。
ちがきーん 努める・心がける
ちがきーん   努める・心がける

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まかとぅー:あら~ 金城の おじいちゃん
       そんなにずぶ濡れで どちらへ
       お出かけでしたの?

たんめー :そうなんだよ 今朝は いつもより早めに起きて
       山竹を切り出しに行ったんだが・・・
まかとぅー:山竹って・・また 何をなさるんですか

たんめー :バーキ(農作物を入れる籠)に孔があいて
       他のも 破けてしまって それを直そうと思ってね
まかとぅー:おじいちゃんは バーキ(籠)を造るのがお上手
       ですものね

たんめー :竹を切り始めたとたん 急に
       雨が降り出して・・ それでも 折角ここまで
       来たんだからと思うと 手ぶらでは帰れないだろう~
       そのまま続けていたら さらに
       激しくなって来たんで・・

まかとぅー:そうですよね 大降りでしたもの
たんめー :滝のような雨だったよ
       それで 切り出してある分を担いで帰ろうと
       したら 雨で滑りやすくなっているだろう
       つるっと滑ってしまってね

まかとぅー:あら~
       それで 背中に泥が付いているんですね
       大丈夫でした~
たんめー :んん まだ若いからな(笑)
まかとぅー:(笑) そうですね まだお若いですものね 
       あっ そうでした
       熱いお茶が入っていますが いかがですか

たんめー :有難う 濡れているから遠慮しておくよ
       早く帰って服を着替えないと風邪を引くからな
まかとぅー:そうですね
       おばあちゃんが 昼食の支度をして待って
       いらっしゃるかも知れませんものね

たんめー :ん じゃあ・・・
まかとぅー:あ~ そちらの門口はぬかるんでいて
       滑りやすいですからお気をつけて下さいね

たんめー :有難う
       年を取ると足から先に弱ってきて
       歩くのも大変だよ
       あ~そうだ 君のところは芋は植えてなかったな

まかとぅー:はい
たんめー :きのう 掘ってきた紅芋があるから
       後で持ってきてあげるよ
まかとぅー:よろしいんですか 有難うございます
       ご馳走になります


      ※ 山竹はよくしなるので 釣竿やバーキ(籠)を編むのに
         よく使用されていた




ちがきーん 努める・心がける
ちがきーん  努める・心がける


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たんめー :たちぬ ぐとぅる あてーるむん
        滝の  様で  あったよ
        あんし うっちぇーるうっさ            かたみてぃ
        それで 打ってあるだけ(切り出してあるだけ) 担いで

        くらなやーんちる そーしが     かたみてぃ
        来ようと       したんだけど   担いで
        あっかなやーんち しーねー
        歩こうと       したら
 
        あみぬ  ふと~くとぅ  みちん なんどぅるさぬ
        雨(が)  降っていて   道も  滑っこくて
        ちゅらーく しんでぃてぃ ねーらん
        見事に    滑って    ない(しまった)

まかとぅー:あんしる くしぇ~ どぅるぶったー そーいびーさやー
       それで   後ろは  泥だらけ   なんですね
       ちゃーん ねーびらんてぃなー         たい
       どうも   なかったですか(大丈夫でしたか) (敬語)

たんめー :いー なーま わかさるむんぬ ちけ~ねーらんさ(笑)
        んん  まだ  若いからね   大丈夫だよ
  
まかとぅー:やいびーさやー(笑)
       そうですね
   
       あい あんやいびーさ あちじゃーぬ
       あら   そうでした   熱いお茶が
       いっちょーいびーしが うさがみそーらんな~
       入ってますが      召し上がりませんか

たんめー :えー いゃーや わんねぇ~ んでぃてぃる うぅるむん
        ねぇ  君は   私は     濡れて   いるから
        へーくな~ けーてぃ ちん   けーらんね~
        早めに    帰って  服(を) 替えなくては

        かじる ひちゅしが
        風邪を  引いてしまうよ

まかとぅー:あん   やいびーさやー(笑) 
       その様   ですね

       んめーや   あさばん  にち まっちょーみせーる
       お婆ちゃんは  昼食(を) 煮て 待っておられる
       はじ やいびーるむんやー  たい
       かも  そうですよね(知れませんものね) (敬語)

たんめー :あんすくとぅよう へーくな~ けーらんねぇー・・
        そうなんだよ   早く     帰れなければ・・

まかとぅー:あみふてぃ うぬ じょうや どぅるぐゎったい
       雨が降って  その 門口は  泥濘んで

       そーいびーんどう しんでぃーがすら わかいびらんむん
       いますよ      滑るかも     知れませんので
       よーんな~ あっちみそーりよ~  たい
       ゆっくり   歩いて下さいね (敬語)

たんめー :やさ  とぅすいや ひさから よーてぃ
       そうだな 年寄は   足から  弱って

       ちょーるむん   よーんな~る ないる
       来ているので    ゆっくりに  するよ

       あい あんやさ いったーや   んも~
       あっ  そうだ  君のところは  芋は
       ねーらんたん どーやー
       なかった    よね 
まかとぅー:うー
       はい

たんめー :ちぬ~ ふてぃちぇーる べにんむーぬ あぐとぅ
       昨日   掘ってきた   紅芋が   あるので
       あとぅから むっち ちゅーさ
       後で     持って  来るよ(行くよ)
まかとぅー:やいびーんうぅ~ にふぇーでーびる
       そうですか     有難うございます
       あんせ~ くゎっちーさびーさ
       それでは  ご馳走(に)なります


ちがきーん 努める・心がける
ちがきーん  努める・心がける

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まかとぅー:あいゑーなー かなぐしくぬ たんめーたい
       あら~      金城の    おじいさん
       あんし んでぃばったい しみそーち
       そんなに ずぶぬれに   なられて
 
       ま~んかい めんそうちゃが たい
       どこへ    お出かけされたんですか (敬語)

たんめー :あんすくとぅよー ちゅうや ちがきてぃ
        そうなんだよ    今日は  努めて(早めに起きて)

        やまだき うっちーがんちる
        山竹(を) 打って来ようと(切り出して来ようと)
        んじょーしが・・
        行ったんだが・・

まかとぅー:ぬーがまた やまだけ~ ぬーさびーが  たい
       どうしてまた 山竹は   何をなさるんですか (敬語)


たんめー :ばーきぬ あな   ふぎてぃよ~
        籠に    孔(が) あいてね
        なーてぃちぇ~ やんでぃてぃ ちか~らんなてぃ
        もう一つは   壊れて(破けて) 使えなくなってね
        うり   のーさなやーんちる  やしがる
        それ(を) 直そうと思って    なんだけどね

まかとぅー:たんめーや ばーき ちゅくいせー じょーじ
       おじいさんは 籠(を)造るのが   上手
       やみせーるむんやー たい
       ですものね      (敬語)

たんめー :だーなー だき    うっちゅしとぅ まじゅん
       もうほら   竹(を) 切ると     同時に
       あみ  ふてぃっち  ねーらんむん
       雨(が) 降ってきて ないんだもの(しまったんだもの)
       あんしんなー んままでぃちょーるむんぬ
       それでも    ここまで来ているのだから
          
       んなどぅー   けーいんなーんち だき
       手ぶら(で)  帰るのかと   竹(を)        
       うっちょーたしが
       打っていたが(切り出していたが)
       ふしがらんなてぃ        
       (雨に)耐えられなくて
まかとぅー:やいびーさ うーあみ やいびーてーるむんやー たい
       そうですよね 大雨   でしたものね      (敬語)

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