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沖縄口で日常のことを書いてみたいと思います。
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昔の正月
んかしぬ そーぐゎち  昔の正月

んかし わったーやー うぅてー とぅしぬゆるー ねー とぅしとぅいじし かでぃ
昔 私たちの家 では  大晦日の夜 には としとぅいじし(年取肉)(を)食べて
※ とぅしとぅいじし・・年を一つ重ねるため頂く肉
             豚ロースを砂糖醤油で味付けした肉
んな てぃーち とぅし  とぅいん でぃぬ なれーぬ あいびーたん
皆   一つ   年(を) 取る   という   習慣が  ありました

うりから そーきじる ちーいりちー らふてぃー  そーぐゎち ねー
それから ソーキ汁  ちーいりちー  ラフティー  正月    には
くゎっちーぬ  あるうっさ  ちゅくとーたん ねー     さびーん
ご馳走の     あるだけ   作っていた ような(気が) します

うゎーくるさーん    あいびーてーぐとぅ あんだん    ひーじーやか~
豚(を)潰す(習慣)も  ありましたので  あぶら(豚脂)も  日頃より
うふぉーく ちゅくてぃ  あんだかしーん ちゃっさんなー ないびーたん
多く      作って    アンダカシ―も  多量に    出来ました

あんだかしーや あと~ ひーじー かむぬ  あんだんすー    ちゅくたい
アンダカシ―は  後は  日頃   食べる  アンダンスー(を) 作ったり
いりちーんかい いったい  さびーたん
炒め物に     入れたり  しました

うゎーくるさー んでぃ いいせー うゎーや ちむぐるさ~ あいびーんやー
豚(を)潰す(習慣) と  いうのは 豚は   可哀そうでは ありますね

なーちゃぬ そーぐゎちねー  へーく うきてぃ  たーやかん
翌日の    正月には     早く   起きて   誰よりも
まっさちにんち ちょーでーとぅ  たーぐ    かたみてぃ かーんかい
真っ先にと    きょうだいと   ターグ(を)  担いで   井戸へ
わかみじ くみーがんち  んじょーいびーたん
若水(を)  汲みにと    行っていました
※ ターグ: 水汲み桶・私の幼少時には、一斗缶で作ってありました

うぬ わかみじっし うちゃ   わかち   ぬめー  わかくないん でぃ
その 若水で     お茶(を) 沸かして  飲めば  若くなる    と
いらっとーいびーてーぐとぅ わったー ふぁーふじん わかく ないがすらんち
言われていましたので  私達(うちの) 祖母も 若く なるかも(知れない)と
2・3にんしー まんぐらまでぃ んじょーいびーたん
2・3年生     頃まで     行っていました

たーやかん まっさちに  みじ    くみーがんち いちゅせー
誰よりも    真っ先に   水(を)  汲みにと    行くのは
あとぅないしんでー  ちかんないん でぃ いらっとーいびーてーぐとぅ
後になるにしたがって  効かなくなる と  言われていましたので
ちゅけーとぅない すーぶっし んじょーいびーたん
隣近所        競って   行っていました

また そーぐゎち あきてぃ はじみてぃ くでぃっち ぬむぬ わかみじぇー
また  正月(が) 明けて  初めて   汲んで来て  飲む 若水は
かりーなむん でぃん いらっとーいびーたん
縁起物     とも   言われていました

あんし んめーや うぬ わかみじっし ぶちだんとぅ ひぬかぬんかい うちゃとー
そして おばあさん(祖母)は その 若水で 仏壇と 火の神(様)に お茶を供え
しみそーち やーにんじゅぬ いちにんぬ にんぐゎん しみせーいびーたん
なされて   家族の      一年の   願い事(を) なされていました
※ 身内敬語

また そうぐゎちぬ あさねー ふくぬ  ちゅーるぐとぅ んち
また  正月の    朝には   福が  来るよう    にと
みじにーっし ひしく ちっち うさぎてーぬ ふくん     あいびーたん
水煮をし    薄く  切って 供えてある (豚の)肺臓も ありました

ふこー ぬーぬ あじん ちちぇー うぅいびらんてーぐとぅ  まーさぬ  むのー
肺臓は  何の  味も  付いては いませんでしたので   美味しい ものでは
あいびらんたしが ふくぬ ちゅーるむんっち まーす ちきてぃ かまびーたん
ありませんでしたが 福が   来るからと   塩を  付けて  食べていました

あんし ゐきが ちょーでーや こーるー  たちぐゎー ゐなぐ ちょーでーや
そして  男    きょうだいは 独楽    太刀小   女   きょうだいは
まーい  こーてぃ  とぅらさりやびたん   まぎ  まーゐ  こーてぃ
毬(を)  買って    渡されました     大(きな)毬(を) 買って
とぅらさりーねー なー  ちゃっさが うっさたら    わかいびらん
渡されると     もう  どんなに   嬉しかったか 知れません
 こーてぃ とぅらさりやびたん ⇒ 買ってもらいました

んめーや      じょーぐちーんかい まーちとぅ  だき    かじゃてぃ
おばあさん(祖母)は 門口に        松と    竹(を)  飾って
とぅくとぅ ぶちだんかい かじゃいせー じゅーばくんかい
床の間と   仏壇に    飾るのは   重箱に
くみ  しち   うぬ  うゎーびんかい  くんぶし まちぇーぬ   たんとぅ
米(を) 敷いて  その 上に        昆布で  巻いてある   炭と
くにぶ   ぬしてぃ  かじゃいびーたん
蜜柑(を)   載せて   飾っていました
※ 広く一般的に蜜柑は「くにぶ」と言っていましたので「くにぶ」としました。
  種類を詳しく話す場合は「しーくゎーさー」、「かーぶちー」等


また ゐきがぬうやー はまから しな  とぅってぃっち なーんかい しな
また  男親(父)は  浜から  砂(を) 採って来て  庭に  砂(を)
しちゃびーたん あみぬ ふてぃん ちゅらじん   ちち  めんせーいぬ
敷きました    雨が  降っても 綺麗な服(を) 着て  来られる
うちゃくぬ  あっちやっさぬ ぐとぅんちる    やたんでぃ うむいびーしが
お客(様)が  歩き易い    様にと(いう理由から) だったと 思いますが 

なーんかい しるしな  しち  なーぬ しるー  ないねー  いっぺー
庭に     白砂(を) 敷いて  庭が   白く  なると   とても
ちゅらくなてぃ  そーぐぅわち  なとーっさー んでぃ うむいびーたん
綺麗になって    正月(に)   なったなぁ   と   思いました 

なまー なー  まーぬ  やーぬ  なーん  しばふとぅ  コンクリートる
今は   もう   どこの  家の    庭も   芝生と   コンクリートに
なとーいびーぐとぅ うりん さんなてぃ   なちかしーくとぅ   でーびる
なっていますので  それも  しなくなって  懐かしいこと(で) ございます

わしとーいびーたしが じょーぐちんかい 日の丸ぬ 旗ん あぎやびーたんやー
忘れていましたが    門口に      日の丸の 旗も 揚げていましたねぇ
んかしぬ  くとぅ   でーびる
昔の     こと(で)  ございます
新年おめでとうございます
あたらまぬ とぅし でーびる

にんとぅーぬ えーさちん あとぅなてぃ ぐぶりーなくとぅ でーびる
くとぅしん また まさる みるくゆー うにげーさびら
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